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介護老人保健施設 泉崎南東北リハビリテーションケアセンター

新着情報4月の公開講座を終えて

平成30年4月28日(土)、総合南東北病院 副院長 脳神経外科の渡辺 善一郎先生より「脳卒中について」と題した講演が泉崎村保健福祉総合センターでありました。渡辺先生による講演は平成25年11月に開催されて以来、約4年半ぶりで今回が2回目でした。
脳卒中とは、脳の急激な血液循環障害による症状を示す疾患で、後遺症を残しやすい病気です。脳卒中は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血に大別されますが、日本における死亡原因の第4位で、脳卒中による死亡率は特に東北地方で高い傾向にあるとのことでした。
更に脳出血は減少しているのに対し、脳梗塞は増加していること、超急性期の脳梗塞に対しては、発症後4時間30分以内に血栓溶解療法を行うことで脳血流を回復させることができるので、脳卒中が疑われたらすぐに救急車を呼んで一刻も早く専門病院へ行くことが大切であることをスライドを使ってわかりやすく解説されていました。
最後に脳卒中の危険因子として@高血圧、A糖尿病、B高脂血症、C心房細動、D喫煙を挙げていました。脳卒中は予防できる病気であるので、運動すること(毎日30分から60分歩くと良い)、塩分を摂りすぎないこと(1日6g)、太り気味の人は体重を減らすこと(BMI25が目標)、アルコールを控えることなどを心掛けて下さいとのことでした。参加者の方は熱心に聞き入っていました。次回は6月16日(土)に予定されています。

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