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介護老人保健施設 泉崎南東北リハビリテーションケアセンター

新着情報11月の公開講座を終えて

11月11日(土)、泉崎南東北診療所 副所長 消化器科の内藤 梓先生より、「ピロリ菌感染 慢性胃炎・胃潰瘍・胃癌・それだけではなく…」と題した講演が泉崎村保健福祉総合センターでありました。
ヘリコバクターピロリ菌はマーシャルとウォーレンによって1982年に発見され、胃癌になった患者さんの9割がピロリ菌に感染していること、乳幼児期に親から子への感染が多いこと、生活環境の違いに依存しているため現在はピロリ菌感染率は低下しているそうです。さらにピロリ菌感染よって胃粘膜の萎縮・発赤、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、進行性胃癌、逆流性食道炎などになること、ピロリ菌除菌によって改善が期待される疾患としてパーキンソン症候群、慢性蕁麻疹などがあることをスライドを使って解説しました。
最後に胃癌の予防のためには、一度ピロリ菌の感染状態をチェックしておくことであり、ピロリ菌感染が認められた場合には2.種類の抗生物質を1週間飲み、除菌が成功したか確認した後、再度ピロリ菌が認められた場合には別の抗生物質を飲みます。現在は1回目で約90%、2回目で約99%の除菌ができるそうです。参加者の方は熱心に聞き入っていました。
次回は12月9日(土)に予定されています。

泉崎南東北診療所では、当日講演された内藤 梓先生による外来診療を毎週火曜日、水曜日、木曜日、金曜日の全日および第2・4土曜日に実施しています。詳しくは受付までお問合せ下さい。

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